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【フィリピン】レオパレス21、貸しオフィス2拠点目開設へ[建設](2018/10/31)

レオパレス21は、フィリピンで2拠点目となるサービスオフィスを2019年2月に開設する。マニラ首都圏マカティ市にある既存の拠点が好調で、より多くの需要に応えるため、近隣に新拠点の設置を決めた。海外でのサービスオフィスの展開は、16年4月開業のミャンマー・ヤンゴン、今年5月開業の韓国・ソウルと合わせ4拠点となる。

新拠点は、15年11月に開業した既存のサービスオフィスの近くにあるフィリピン経済区庁(PEZA)認定ビル内に設置。入居企業は事業内容により税制優遇制度を活用することができる。延べ床面積は既存拠点と同規模の約1,500平方メートルで、全50室から成る。

既存拠点と同様、業務に必要な机などの家具、通信環境、受付、会議室、共有の会議スペース、カフェエリアなどを備え、企業が入居後、直ちに業務を開始できるようにする。法人設立時に必要な登記住所のみを貸し出すバーチャルオフィスや、出張などで利用できるコワーキングスペースも提供する。

レオパレス21の広報担当者は30日、NNAに対し、新拠点はマカティ市内では希少な、セントラルエアコンが24時間使用可能なビル内にあり、さまざまな業種の企業に対応できると説明した。IT、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)、金融などに加え、円借款事業としてマニラ首都圏の地下鉄建設が予定されていることから、日系の建設関連業者の進出増を見込む。マカティ市の既存拠点(全49室)は稼働率が100%(今年9月末時点)で、入居希望の問い合わせが続いているという。

レオパレス21は現在、海外ではアジアの10カ国・地域に16拠点を展開。東南アジアでは7カ国に9拠点を置き、サービスオフィスのほか、日本から進出した企業や駐在員向けの現地物件仲介、サービスアパート事業を手掛けている。

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