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【インドネシア】東急不動産、3件目のBRANZを年内販売[建設](2018/11/01)

東急不動産は10月31日、インドネシアの首都ジャカルタで新たに開発する大型分譲マンション「BRANZ(ブランズ)」の販売を年内に開始すると発表した。同国で開発するブランズの物件は3カ所目となる。来年に着工し、2022年の引き渡しを予定している。

「ブランズ・プリ・ボタニカル」外観の完成予想図(東急不動産インドネシア提供)

「ブランズ・プリ・ボタニカル」外観の完成予想図(東急不動産インドネシア提供)

物件名は「ブランズ・プリ・ボタニカル」。建設地はジャカルタ中心地から南西10キロメートルにある西ジャカルタの住宅開発地「プリ・ボタニカル」の一角にある。ジャカルタ外環道路の高速道路出入り口に面しており、スカルノ・ハッタ国際空港から東に約14キロと交通アクセスの利便性が良い場所だ。

この物件は、東急不動産が今年3月、住友商事のインドネシア子会社などと共同で開発すると発表したプロジェクトと同一のもので、31日に物件の名称が発表された。東急不動産がインドネシアで開発する「ブランズ」シリーズとして売り出す。首都郊外バンテン州タンゲランの「ブランズBSD」、南ジャカルタ・シマトゥパン地区の「ブランズ・シマトゥパン」に続く3件目となる。

「ブランズ・プリ・ボタニカル」の敷地面積は1万1,400平方メートル。地上35階、地下3階建ての2棟に、計608戸を建設する。

総合設計監修は東急設計コンサルタントが手掛ける。間取りは、2ベッドルーム(53平方メートル~)を中心に、1ベッドルーム、3ベッドルームと多様な種類をそろえる。販売開始に向け、ジャカルタ中心部のオフィスビル「セントラル・スナヤン」タワー1の17階にモデルルームを設置、来月にもオープンする予定だ。東急不動産の関係者は、販売価格について「『ブランズBSD』と『ブランズ・シマトゥパン』の間くらいになる」と話した。

■ブランズBSD、引き渡し開始

インドネシアのブランズ第1号物件「ブランズBSD」は、当初の計画よりも2カ月前倒しして、第1期の3棟(計1,256戸)の引き渡しを10月1日から開始した。

管理業務は、東急コミュニティーなどが出資して昨年11月に設立した東急プロパティマネジメントインドネシアが行う。日系不動産開発会社がインドネシアの現地法人を通じて、現地で分譲物件の管理を手掛けるのは初めてという。

東急プロパティマネジメントインドネシアの寺島弘太郎社長は「物件管理や緊急時の迅速な対応など日本で培ったノウハウを生かし、ブランズ以外のコンドミニアムやオフィスビルなどの物件管理業務も展開していきたい」と話した。

東急プロパティマネジメントインドネシアの寺島社長(右)ら東急不動産の関係者=31日、ジャカルタ(NNA撮影)

東急プロパティマネジメントインドネシアの寺島社長(右)ら東急不動産の関係者=31日、ジャカルタ(NNA撮影)

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