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【マレーシア】ソフトスペース、スマホでカード決済アプリ[金融](2018/10/26)

マレーシアのフィンテック(ITを活用した金融サービス)ベンチャー事業者、ソフトスペースは25日、同国のカード決済ネットワーク「マイデビット」による取引がスマートフォンで行える専用アプリ「ファスタップ(Fasstap)」を立ち上げたと発表した。マイデビッドは、マレーシア中央銀行が筆頭株主となる地場電子決済サービス、ペイネットが運営している。

ファスタップはアンドロイド版のスマホに対応しており、店側は従来のカード決済に利用している販売時点情報管理(POS)端末を使うことなく、自身のスマホで取引できるのが特長だ。一方の顧客はカードをかざし、PIN(暗証コード)を入力すると支払いが完了する仕組み。

カード会社を介さないため、店側の手数料を安く抑えられる。マレーシア中銀によると、手数料率はクレジットカードが平均1.33%であるのに対し、ファスタップは平均0.56%と半分以下になるという。マイデビットを付帯したデビットカードの発行枚数は17年時点で673万枚となっている。

ソフトスペースの広報担当者はNNAに対し、「年内は試験運用期間となり、来年より本格稼働する」と話した。同広報担当者によると、マイデビットを付帯したデビットカードの発行枚数は17年時点で673万枚。

ソフトスペースには、三井住友カード、トランスコスモスも出資している。

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