【中国】北京市のGDP、1~9月は6.7%成長[経済](2018/10/23)
中国国家統計局北京調査総隊と北京市統計局は22日、同市の1~9月の域内総生産(GDP、速報値)が2兆1,511億1,000万元(約34兆9,200億円)となり、前年同期比6.7%増えたと発表した。成長率は上半期(1~6月)に比べ0.1ポイント鈍化した。
産業別では、第1次産業が10.5%減の79億4,000万元、第2次産業が4.9%増の3,734億9,000万元、第3次産業が7.2%増の1兆7,696億8,000万元だった。
第3次産業のうち、金融業は7.3%増の3,807億3,000万元、情報伝達・ソフトウエア・ITサービス業は18.2%増の2,595億7,000万元、科学研究・技術サービス業は8.1%増の2,608億9,000万元となった。
鉱工業生産額(一定規模以上の企業が対象、付加価値ベース)」は7.2%増。ハイテク製造業とエコカー(新エネルギー車=NEV)、バイオテクノロジーなど戦略性新興産業(両者の一部は重なる)はそれぞれ16.8%、11.2%伸びた。業種別ではコンピューター・通信・その他電子設備製造業が19.9%増、医薬製造業が18.6%増と20%に迫る成長。自動車製造業は0.5%増だった。
その他の主要経済指標は◇固定資産投資:12.7%減◇小売売上高:4.1%増の8,387億6,000万元◇消費者物価指数:2.5%上昇――など。