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【台湾】OKマート、セルフ調理器「OKクック」導入[商業](2018/10/19)

コンビニ業界4位の「OK超商(OKマート)」を展開する来来超商は17日、即席食品のセルフ調理器「OKクック」を域内のOKマート420店で導入すると発表した。同社は、消費者が商品を購入後に自身で調理することで、コンビニ業界の課題となっている調理済み食品の廃棄率の低減などにつながるとみている。18日付聯合報などが伝えた。

韓国のコンビニでは類似したセルフ調理器が広く導入されており、来来超商はOKクックの導入に当たり韓国企業からライセンスを取得。OKクックに対応する商品は現在、即席麺や粥(かゆ)、関東煮(おでん)、韓国風鍋など7種。消費者は購入後、専用容器に材料を入れて調理器に設置し、ボタンを操作すれば200~300秒で調理が完了する。トッピングなどを追加購入することもできる。

来来超商総合企画室のセン醒昇協理(セン=膽のつくり)は「OKクックの導入で、消費者が一人で外食する際の選択肢も広がる」と指摘。食材の保存期限が長いこともあり、試験販売から現在まで対応商品の廃棄率はゼロという。1日の目標販売量は5,000個で、客単価はおでんの40~50台湾元(約146~182円)を上回る約70元が見込める。

OKクックの導入店舗数は、2019年に計650店に上る見通し。

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