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【タイ】9月の産業景況感91.5、2カ月連続下落[経済](2018/10/19)

タイ工業連盟(FTI)は18日、2018年9月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が91.5だったと発表した。前月を1.0ポイント下回り、2カ月連続で下落。内需型と中小企業が悪化した。

FTIは原油高に伴う製造・輸送コストの上昇、バーツ高や米中貿易摩擦への懸念が景況感を押し下げたと指摘した。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中25業種の指数が下落。建設関連・家具部門は9業種中6業種が前月を下回った。自動車と自動車部品は、それぞれ前月の118.8、121.9から121.3、122.7に上昇。それぞれ16カ月連続、22カ月連続でプラスを維持している。15業種が目安の100を上回った。

企業の規模別では、大企業が0.4ポイント上昇の110.8と改善した一方、中堅企業が1.4ポイント下落の90.5、小規模企業が0.9ポイント下落の74.9と悪化した。大企業のプラスは14カ月連続。中堅企業と小規模企業はそれぞれ2カ月連続でマイナスだった。

企業の業態別では、輸出比率50%以上の輸出型企業が1.7ポイント上昇の109.0、輸出比率50%未満の内需型企業が1.0ポイント下落の87.7となった。内需型は2カ月連続で悪化した。

3カ月後の見通し指数は0.5ポイント上昇の106.1と、4カ月連続で改善した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値で、質問事項は「受注」「価格」「収益」など6項目。今回は製造業1,204社が回答した。

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