【タイ】リストインターナショナル、バンコクに拠点開設[建設](2018/09/27)
不動産仲介・販売を手掛けるリストインターナショナルリアルティ(神奈川県横浜市)は25日、タイの首都バンコクに営業拠点となる合弁会社リスト・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ(タイランド)を設立したと発表した。
シンガポールの100%子会社リスト・ホールディングス・シンガポールが、タイのウェン・グループと合弁で設立した。リストインターナショナルリアルティはシンガポール、香港、フィリピン、ハワイなどに拠点を開設して世界的に事業を展開している。来年はさらにベトナムとインドネシアにも進出する計画。
リスト・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ(タイランド)のチャンヤー最高執行責任者(COO)によると、同社はタイで◇国内不動産物件の売買・賃貸仲介◇海外物件の売買仲介◇不動産コンサルタント――の3事業を展開する。主な対象物件はプルンチット、サイアム、トンローなどバンコク中心部の高級コンドミニアム(分譲マンション)。初年度の顧客はタイ人が70%、外国人が30%を見込む。
既にタイの不動産大手5社(サンシリ、SCアセット、ナバナ・ダイイ、プルックサー、イースタンスター)の物件、総額2億バーツ(約7億円)相当の仲介に乗り出しており、来年中に在庫物件を5億7,000万~6億バーツに増やす。再来年には南部プーケット、サムイ、北部チェンマイなど地方の観光都市にも進出し、在庫物件を27億バーツまでに増やすとともに、外国人顧客の比率を40%まで引き上げる。
来年の売上高目標は1,800万バーツ。売買・賃貸仲介とコンサルタント事業が50%ずつになるとみている。