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【タイ】マニュアル作成のスタディスト、合弁設立[サービス](2018/09/26)

「ティーチミービズ」の画面を見せながらサービスを説明する、スタディスト(タイランド)の豆田代表=25日、バンコク(NNA撮影)

「ティーチミービズ」の画面を見せながらサービスを説明する、スタディスト(タイランド)の豆田代表=25日、バンコク(NNA撮影)

マニュアル作成のプラットフォームを開発・販売するスタディスト(東京都千代田区)は25日、タイで合弁会社を設立したと発表した。マニュアルを作成・共有するプラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミービズ)」の販売やマーケティングを手掛ける。

ティーチミービズは、スマートフォンやタブレット端末などで動画や写真を使ってマニュアルを作成し、クラウド上で共有するプラットフォーム。従来のマニュアル作成に見られた、作成者によってフォーマットが異なったり、マニュアルの活用状況が把握しにくかったりする課題を改善することができるという。

合弁会社スタディスト(タイランド)の豆田裕亮代表は、「タイは離職率が高く、せっかく教育した人材がすぐに辞めてしまうことがよくある。教育コストの削減や、人材育成の効率化などを目的にティーチミービズを導入する企業が多い」と説明した。利用料金は、初期費用が3万バーツ(約10万4,000円)で、利用アカウント数に応じた月額料金が2万~12万バーツになる。

スタディストは2018年2月にタイの日系企業と提携して海外展開を開始。既に日系企業の現地法人など10社に導入したことなどから、商機があると判断し8月15日に合弁会社を設立した。合弁の資本金は200万バーツで、スタディストが49%、MHCBコンサルティング(タイランド)が48%、J―クラウンが3%それぞれ出資した。事務所はラマ4世通りのラマランド・ビルの13階に設置した。

タイでは居酒屋「てっぺん」を展開するてっぺん(タイランド)や、イオンタイランドなど日系企業を中心に顧客を広げており、今後は現地企業を開拓するなどし、20年2月末までに顧客数を180社に拡大させたい考えだ。

ティーチミービズは、日本国内で2,100社以上に利用されており、海外では米国や香港、マレーシアなど6カ国・地域の顧客に導入実績があるという。

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