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【シンガポール】駐輪場でのQRコード読み取り義務化、1月から[運輸](2018/09/26)

シンガポールの陸上交通庁(LTA)は25日、自転車シェアサービスによる放置自転車や迷惑駐輪対策として、公共の駐輪場でQRコードの読み取りを求める制度を来年1月に導入すると発表した。

自転車シェアサービスの利用終了時にスマートフォンでQRコードの読み取りを行わなかった場合、5Sドル(約413円)を課金するよう事業者側に義務付ける。暦年で1年間に3回、不適切な駐輪を行った利用者には、最長1年にわたって自転車シェアサービスの利用を禁止する。

政府は今年、駐車場法を改正し、自転車シェアサービスに免許制を導入。事業者に免許の取得を義務付けた。7月7日まで取得申請を受け付けており、年内に交付する予定。

免許制導入の一環としてLTAは3月、MRT(地下鉄・高架鉄道)駅やバス停、公営住宅(HDBフラット)街などに設置された公共の駐輪場全てにQRコードを掲示する計画を発表。自転車シェアサービスの利用者が適切に駐輪しているかを確認するため、利用終了時にスマホでQRコードを読み取ることを義務付ける考えを示していた。

LTAによると、公共の駐輪場へのQRコード掲示は今月末から順次進める。10月初めには自転車シェアサービスの利用者に新制度を周知するキャンペーンを開始する計画だ。

LTAは各政府機関や不動産開発事業者などと連携し、公共の駐輪場の設置を進めてきた。今年に入って全国で7,000台分の駐輪スペースを拡大。現在は20万7,000台分に達しているという。2020年には26万7,000台分まで増やす方針だ。

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