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【シンガポール】SIA、エアバスの超長距離機を世界初受領[運輸](2018/09/24)

シンガポール航空(SIA)は22日、欧州航空機大手エアバスからこの日、超長距離型旅客機A350―900ULRの引き渡しを受けたと発表した。同機を受領したのは世界の航空会社で初となる。

SIAはA350―900ULRを7機発注しており、今回引き渡しを受けたのはそのうちの1機。10月11日に就航する米ニューヨーク直行便に使用する計画だ。同便はチャンギ空港とニューヨークのニューアーク・リバティー空港を最大18時間45分で結ぶ世界最長の商業路線となる。

同社は2004~13年にもシンガポール―ニューヨーク間の直行便を運航しており、5年ぶりに復活させる形となる。現在、ニューヨークへはジョン・F・ケネディ空港に独フランクフルト経由便を飛ばしている。

A350―900ULRの航続距離は約1万8,000キロメートルで、20時間以上にわたってノンストップで飛行できる。SIAの同機はビジネスとプレミアムエコノミーの2つのクラスで構成され、座席数はそれぞれ67席、94席。ニューヨーク直行便のほか、11月2日に就航する米ロサンゼルス直行便にも使用される予定だ。

シンガポール航空(SIA)が欧州航空機大手エアバスから受領したA350―900ULR(イメージ図、SIA提供)

シンガポール航空(SIA)が欧州航空機大手エアバスから受領したA350―900ULR(イメージ図、SIA提供)

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