【タイ】パナがプロジェクター投入、高級市場に照準[電機](2018/09/21)
 
パナソニックのAV機器・システム製品販売会社、パナソニック・シュー・セールス(タイランド)は19日、業務用プロジェクターの5シリーズなどを発表した。高級モデルのラインアップを強化し、タイの高級プロジェクター市場でシェア1位の座を維持する。イベントなどのエンターテインメント産業や政府機関による会議での需要を取り込む。
投入したプロジェクター5シリーズのうち、フラグシップモデル「RQ22K」の輝度は自社製品で最高の2万ルーメンで、4K以上の解像度を持つ映像の投写が可能。3チップDLP方式を採用することで、ブルーのレーザー光源と高耐熱性の蛍光体ホイールの組み合わせで色域が広がり、より正確な発色の映像を投写することができるという。メンテナンスなしで2万時間の利用が可能。
プロジェクターではほか、「RZ120」「RZ870」「MZ770」「VW360」シリーズを発表。5シリーズの価格帯は3万~400万バーツ(約10万4,000~1,400万円)。同日には、業務用ディスプレーの「EQ1」「SK1」の2シリーズ(1万9,900~30万バーツ)も発表しており、いずれも10月末までに順次投入する。
パナソニック・シュー・セールス(タイランド)のシステム・ソリューション部の松尾純ディレクターは、タイで人気が高まっている大型のコンサートなどイベント向けのレンタルや、ミュージアム、テーマパーク、ホテルなどのエンターテインメント産業のほか、政府機関や民間企業、教育機関向けの会議での利用を見込むと説明。
松尾氏によると、2017年度(17年4月~18年3月)のタイのプロジェクター市場は15億5,000万バーツ。このうち3割弱を占める高級市場(輝度5,000ルーメン以上)で、パナソニックは50%のシェアを占めた。新製品の投入により、18年度は54%への引き上げを目指す考え。
一方、18年度の市場全体のシェアでは、17年度の16.4%から18.1%に引き上げを目指す。18年度の市場は、前年度比3%増の16億バーツになる見通しだ。
 
 株式会社NNA提供
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