【インドネシア】パナソニック、国産エアコン新シリーズ投入[電機](2018/10/10)

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インドネシアのパナソニック販売子会社パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は9日、エアコンの新シリーズ「si―BiRU」を投入すると発表した。今月末から店頭販売を開始する。インドネシアの自社工場で生産したノンインバーター(一定速機)機種で、中間所得層を中心とするボリュームゾーンに照準を合わせた。今年末までに数万台の販売を目指す。

「si―BiRU」(インドネシア語でBIRUは「青」の意味)の特徴を、「BIRU」のアルファベット4文字から始まるインドネシア語で表現した。それぞれ「低電圧設計」「省エネ」「環境に優しい」「耐久性の良さ」という意味をもたせた。

インドネシアの電圧は通常220ボルトだが、電力が安定的に供給されていない地域がまだ少なくないため、160ボルトの電圧でも使用できる低電圧設計を採用した。パナソニックは低電圧設計のエアコンシリーズを既に販売しているが、新シリーズはこれに加え、島国のインドネシアゆえに起こりやすい塩害に配慮し、室外機、室内機ともに防さび処理を施して耐久性を向上させた。

容量0.5~1.5馬力の4タイプ。販売価格は320万~420万ルピア(約2万4,000~3万1,000円)に設定した。

「si―BiRU」シリーズは、インドネシアの製造子会社パナソニック・マニュファクチャリング・インドネシアで生産する。同社のエアコン工場では、ノンインバーター機種を生産している。PGIの西府正剛社長によると「インドネシアではインバーターは室内温度が下がらない、という誤解が根強い」ため、ノンインバーター機種が市場全体の8割を占める。こうした特殊なニーズに対応するため、今回の新シリーズを投入した。

インバーターなど上位機種を含むエアコン全体の市場に占めるパナソニックのシェア(金額ベース)は、競合他社が急速にシェアを拡大しているため、昨年の22%から足元では19%に低下している。パナソニックは、来年の乾期に入る前の2~3月ごろに新商品を投入してラインアップを充実させながら、2020年3月末にはシェアを25%まで高めて首位奪回を目指す。西府社長は中期的な戦略について「上位40%の消費者層をターゲットにシェア首位を目指したい」と話した。

パナソニックのエアコン新シリーズ「si―BIRU」は、160ボルトの低電圧でも稼働することがセールスポイントの一つ=9日、ジャカルタ(NNA撮影)

パナソニックのエアコン新シリーズ「si―BIRU」は、160ボルトの低電圧でも稼働することがセールスポイントの一つ=9日、ジャカルタ(NNA撮影)

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