【インド】パナが新型スマホ発表、シェア5%狙う[電機](2018/10/05)
パナソニックの現地法人、パナソニックインドは4日、人工知能(AI)機能を活用したスマートフォン「エルーガ」の2機種を発表した。新製品を弾みに顧客層を広げ、現地スマホ市場でのシェアを現在の約2%から5%に引き上げる考えだ。
販売価格2万2,990ルピー(約3万6,000円)の「エルーガX1」と同2万6,990ルピーの「エルーガX1プロ」を発表した。ともに6.18インチのフルHDディスプレーを搭載し、シーン認識機能を備えたカメラや、顔認証で画面のロックを解除する機能などが特徴。マニッシュ・シャルマ社長は、同日ニューデリーで開いた発表会で「AI機能がプレミアムカテゴリーでの売り上げ増加に貢献する」と述べた。
パナソニックインドは、将来の需要増に向けてスマホの生産能力を年間300万台に増強した。2018/19年度(18年4月~19年3月)は広告などマーケティング活動に10億ルピーを投じ、150万台の販売を目指す。
スマホをはじめとする携帯電話事業の17/18年度の売上高は120億ルピーだった。18/19年度は前年度比20%増を目指し、20年までに200億ルピーを狙う。