【香港】ファスター・ペイメントの運用開始、金管局[金融](2018/09/18)

香港金融管理局(HKMA)は17日、小口取引向けの銀行間スピード決済システム「ファスター・ペイメント(Faster Payment)」の運用開始を発表した。金融機関など31行・社が参加し、同日からユーザーによる利用申請の受付を始めた。実際の利用は30日から。

同システムは「転数快」と命名。転数快は異なる銀行とストアドバリュー型電子マネー(SVF、現金をICカードに電子マネーとしてチャージしておき、電子マネーをやりとりする方式)とを接続し、利用者はいつ、どこでも、銀行とSVFをまたいだ送金を即時にできるようになる。香港ドルのほか、人民元でも利用できる。

転数快には英金融大手HSBC、中国の大手国有商業銀行である中国銀行系の中銀香港、英系金融大手スタンダード・チャータード銀行など21行が参画。SVFは香港のスマートカード「八達通(オクトパス)」、中国系電子決済サービスの「支付宝(アリペイ)HK」などの関連企業10社が参加した。

17日からは、転数快に参加する銀行やSVFのアプリを通じ、利用者が金の受け取りに用いる携帯電話番号、または電子メールアドレスの登録が始まった。30日から金の振り込みや受け取り、決済ができるようになる。

HKMAの陳徳霖(ノーマン・チャン)総裁は「転数快の運用により、振り込みや決済がより簡単で迅速になり、利便性が大きく向上する」と説明した。

官営放送RTHKによると、香港銀行業界団体の香港銀行公会(HKAB)の施穎茵(ダイアナ・シーザー)主席は「企業の運営効率を高めることにもつながる」と話した。

多くの銀行は転数快の利用に関する手数料を利用者から徴収しない方針。転数快の参加行・社は17日、新しい支払いサービスを相次いで発表している。

■標準化二次元コードを投入

HKMAは、小売業界向けに標準化した二次元コードと関連アプリ「香港共用二維碼」を投入した。より多くの小売店がモバイル決済を採用することを支援する考えだ。

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