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【中国】国有企業の負債抑制、20年までの目標設定[経済](2018/09/17)

中国共産党中央と国務院(中央政府)弁公庁は、国有企業の総資産に対する負債の比率の平均値を、2017年末から20年末までの間に2.0ポイント前後引き下げる目標を指導意見として打ち出した。この目標を達成した後は、同比率を同業で同じ規模の企業の平均値の水準で維持すること目指す。新華社電が13日伝えた。

国有企業の業種ごとに負債比率の管理基準を設定。具体的には、各業界で一定規模以上の企業について前年度の負債の総資産に対する比率の平均値を算出し、これを基準値とする。さらに、基準値より5ポイント高い水準を警戒ライン、10ポイント高い水準を重点管理ラインに設定する。

基準からはみ出た国有企業に対しては、その企業の発展段階、財務指標の総合評価、将来の事業見通しをベースに、リスクの大小に合わせた管理措置を実施する。過剰生産能力を抱える業界に属する国有企業に対しては、特に厳しく管理する。

指導意見はこのほか、国有企業集団(グループ)による子会社の貸借対照表(バランスシート)管理の強化なども掲げている。

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