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【台湾】「地元密着で発展」、みずほ銀台中支店が10周年[金融](2018/09/14)

台湾中部では邦銀唯一の支店となるみずほ銀行台中支店(高橋伸一支店長)が2008年4月の開業から今年で10週年を迎え、13日に台中市内のホテルで記念パーティーを行った。日台の取引先企業の関係者ら約150人が出席した

東アジア地域を統括する安原貴彦常務執行役員が同行を代表してあいさつした。1998年に台北支店に赴任し、台中市の取引先も訪問した思い出などを交えながら、この20年ほどの間に「台中は目覚ましく発展した」と強調。台中支店も開業から10年で取引先企業が300社近くに増え、うち半数以上は台湾系の企業となっており、地元に根差した発展を遂げることができたとアピールした。

また、台湾のみずほ全体としてはここ数年、「One Taiwan」のスローガンの下、台湾営業部を設置するとともに台北、台中、高雄の3支店の一体運営を進め、より付加価値の高いサービスを提供しようとしていると説明。とりわけ、日本と台湾の取引先をつなぐ日台アライアンス、さらには東アジアの地域をまたがったバリューチェーンアライアンスを提案できることをみずほの強みに挙げ、「財務面や決済管理などはもちろん、ビジネスマッチングやアライアンスなどの解決方法についても相談してほしい」と呼び掛けた。

来年には59年に外国銀行初の支店として台北支店が立ち上がってから60周年を迎えることも紹介し、台北で記念パーティーを行う予定であると明らかにした。

続いて台湾企業の取引先を代表して自転車大手、巨大機械工業(ジャイアント)の杜綉珍董事長が登壇し、一番のメインバンクとして台湾での事業はもちろん、海外の事業でもみずほの各拠点からサポートをしてもらっていると紹介。「今後もずっと強力なパートナーであってほしい」と述べた。日系企業の取引先を代表しては、キヤノンの現地法人で1971年から台中で操業している台湾佳能の松田和也董事長があいさつし、乾杯の音頭を取った。

高橋支店長はNNAに対し、台中市の投資環境について「港湾や空港、サイエンスパークをはじめインフラが充実しているのが強み」と指摘。今後、日本企業の投資がさらに活発化することに期待感を示した。

(左から)みずほ銀行台中支店の高橋伸一支店長(台北支店と高雄支店の支店長を兼任)、みずほ銀行の 安原貴彦常務執行役員、巨大機械工業の杜綉珍董事長 、台湾佳能の松田和也董事長、みずほ銀行台湾営業部の林裕新部長=13日、台中市(NNA撮影)

(左から)みずほ銀行台中支店の高橋伸一支店長(台北支店と高雄支店の支店長を兼任)、みずほ銀行の 安原貴彦常務執行役員、巨大機械工業の杜綉珍董事長 、台湾佳能の松田和也董事長、みずほ銀行台湾営業部の林裕新部長=13日、台中市(NNA撮影)

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