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【ベトナム】計画投資省に「九州デスク」、越進出支援[経済](2018/09/12)

MOU締結10周年の記念品を交換する計画投資省のブー・ダイ・タン次官(右)と九州経済国際化推進機構の麻生泰会長=10日、福岡市(NNA撮影)

MOU締結10周年の記念品を交換する計画投資省のブー・ダイ・タン次官(右)と九州経済国際化推進機構の麻生泰会長=10日、福岡市(NNA撮影)

国際機関日本アセアンセンター、ベトナム計画投資省などの主催による「ベトナム投資環境フォーラム in 九州」が10日、福岡市で開かれた。九州経済国際化推進機構と、ベトナム計画投資省が経済協力に関する覚書(MOU)を締結して10周年になるのを記念したもの。

計画投資省のブー・ダイ・タン次官が登壇し、ベトナムへの積極的な投資を呼び掛けた。特に投資を望む分野として、(1)民営化した国営企業の株式(2)官民連携(PPP)方式で進める港湾・空港などのインフラ整備(3)スタートアップ企業――の3分野を挙げた。

また裾野産業の発展に向けて、福岡県については特に電子、自動車部品などの投資を期待していると述べ、「大手企業だけでなく中小企業にもベトナム投資は大きなメリットがある。最良の条件を付与したい」と力説した。

九州企業の投資相談や、ベトナム地方政府との連携をスムーズにするため、計画投資省内に「九州デスク」を設ける考えを示した。同省には日本企業の相談に対応する「ジャパンデスク」が既にあり、ほかに「関西」「埼玉」「愛知」などのサポートデスクもある。

フォーラムではこのほか、日本企業向けベトナム人材育成企業のエスハイ(ホーチミン市)、ベトナムに製造拠点を持つ介護ベッドメーカーのプラッツ(福岡県大野城市)の幹部が講演した。

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