【インド】マヒンドラ、新型MPV「マラッゾ」を発売[車両](2018/09/05)
インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は3日、西部マハラシュトラ州のナシク工場で新型の多目的車(MPV)「マラッゾ(Marazzo)」を公開した。ビジネス・ライン(電子版)が伝えた。
4グレードあり、価格は99万9,000~139万ルピー(約160万~220万円)。当面は1.5リットルのディーゼルエンジン車のみの展開で、ガソリン車は2020年4月の排ガス基準「バーラト・ステージ(BS)6」の導入時に投入する見通しだ。現時点ではオートマチック(AT)車を用意していないが、市場動向を踏まえ、将来的に投入することも視野に入れている。
マラッゾの外観は、魚類で寿命が最も長いとされるサメをモチーフにしている。アナンド・マヒンドラ会長によると、長期にわたり、市場に君臨したいとの願望を反映させたという。
エコノミック・タイムズ(電子版)によると、M&Mのパワン・ゴエンカ社長は発表会に先立ち、米フォード・モーターの支援を前提にインドネシアとタイ、ロシアの3市場への参入の可能性を探っていると述べた。約1年前に発表した戦略提携に向けた取り組みの一部で、「(いずれも)まだ初期段階にすぎないが、生産や調達、設計、さらには販売といった多方面でフォードとの連携の可能性を探っている」とした。