【インド】オレクトラ、南部で電気バス40台納車へ[車両](2018/09/07)
インドの電気バスメーカー、オレクトラ・グリーンテック(旧社名ゴールドストーン・インフラテック)は5日、南部のテランガナ州道路交通公社(TSRTC)に電気バス「eバズK9」を5台納車したと発表した。受注した40台のうちの第1陣で、残りも近く引き渡す。
eバズK9は、中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)との技術提携を通じてインドで生産。全長12メートルのエアコン付き低床バスで、座席数は39席。リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は約250キロメートル、充電時間は4~5時間。車体の高さを調節するニーリング機能を備え、障害者や高齢者の乗り降りに配慮しているほか、運動エネルギーを電気エネルギーに変換する回生ブレーキでエネルギー効率を高めている。
電気バスはテランガナ州内の各市とハイデラバード国際空港を結ぶ路線で運行する。エコカーの普及制度「EV生産・普及促進(FAME)インディア」の第1期に基づき、重工業省から1台当たり1,000万ルピー(約1,550万円)の補助金が同州に支給されるという。
オレクトラは、初の国産電気バス「eバズK6」を開発して以降、「eバズK7」、eバズK9などを発表してきた。北部のヒマチャルプラデシュ州や西部ムンバイ、南部ベンガルール(バンガロール)などで導入実績がある。今年6月にはネパールにも輸出した。