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【インド】サムスン、インドでのテレビ生産終了を検討[電機](2018/09/04)

韓国のサムスン電子は、インドでのテレビの生産を終了し、ベトナムからの輸入に切り替える計画を立てているもようだ。消息筋の話として、タイムズ・オブ・インディア(電子版)が3日に伝えた。

サムスンは、南部タミルナド州のチェンナイ工場でテレビを生産しており、年産台数は推計で30万台。だが、同筋によると、生産を縮小し、最終的には終了する計画だと地元の部品供給業者に告げたという。同筋の情報について、サムスンの広報担当者は「現時点では何の決定も下されていない」と述べている。

サムスンの方針転換は、液晶パネルの生産での部品ごとの調達、いわゆる「オープンセル」方式での調達に輸入関税が導入されたことが決め手になったとみられる。一方で、インドとベトナムを含めた16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉が影響した可能性もあるという。

ベトナムはサムスンが最も重視する生産拠点の一つで、年産額は推計で500億米ドル(約5兆5,500億円)を超える。

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