【インドネシア】グラブ、インドネシアで新興企業育成部門[運輸](2018/08/30)
シンガポール系配車アプリ大手のグラブは29日、インドネシアで技術分野の振興企業を発掘・育成する新部門「グラブ・ベンチャーズ」を立ち上げたと発表した。向こう3年間で3兆ルピア(約228億円)を出資する。
電子商取引(EC)決済サービス「クドー(Kudo)」などに出資し、デジタル経済の発展を目指す。このほか、創業間もないスタートアップ企業に限定して投資するベンチャーキャピタル(VC)事業の推進・強化に取り組む新プログラム「ベロシティー」も展開する。
ルディアンタラ通信・情報相は、スタートアップ企業で推定10億米ドル(約1,112億円)超の企業価値を持つ国内の技術系ユニコーン企業が増えていると指摘し、「インターネット利用者やスマートフォンの所有率からみても、インドネシアは東南アジア最大級のデジタル経済大国になりうる」と述べた。
グラブは今年6月、シンガポールでグラブ・ベンチャーズを立ち上げた。