【ベトナム】インテージがマーケティング・セミナー開催[経済](2018/08/27)

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市場調査会社インテージベトナムは23日と24日の2日間、第8回目となる「インテージ・マーケティングセミナー」をホーチミン市で開催した。消費財メーカーや化粧品メーカーなど日系企業およそ30人が参加。市場ニーズに合わせたマーケティングの重要性を説明した。

成長期のベトナムにおけるマーケティングについて解説するインテージベトナムの根岸正実ディレクター=23日、ホーチミン市

成長期のベトナムにおけるマーケティングについて解説するインテージベトナムの根岸正実ディレクター=23日、ホーチミン市

セミナーでは、導入期を過ぎて成長期に突入したベトナム市場での「価値観マーケティング戦略」について、インテージベトナムの根岸正実ディレクターと池田正興氏が講演。成長期のマーケティングにおいては、よりローカライズした販売促進が重要だと指摘し、マス・マーケティングから価値観マーケティングへの移行の時期に来ていると説明した。

今回の講演では、「CHAID分析」と呼ばれる手法で実施した「日本に関心の高い人(日本ラバー)」と「韓国に関心が高い人(韓国ラバー)」の「価値観」を分野ごとに解説。例えば、ツーリズム分野において、日本ラバーの消費者は「時間は趣味のために使いたい」「友人が多い方が幸せ」「身の丈に合った生活がしたい」という価値観が高かった。このような価値観を持つ消費者に向けては、「体験型のツアー」がいいのではと提示した。また、全体的にみてみると日本ラバーは「保守的」な傾向がある一方で、韓国ラバーは「挑戦的」な傾向が強いと示された。

さらには、調査結果からみられる親和性の高い異業種間のコラボレーションを提案。一例として、「日本のプロセスフード」と「韓国の家電」の親和性を挙げ、日韓コラボの可能性についても言及した。

また、参加者からの「日本ラバーと韓国ラバーの割合」に関する質問に対して、根岸ディレクターは「日本ラバーが多い」と答え、5年ほど前と比べて日本への関心が高い消費者が増加していると分析。市場シェアとしてはまだ表れていないものの、日系企業にとってはチャンスがあるとの見解を述べた。

主催のインテージは、東南アジア諸国連合(ASEAN)最大手の市場調査会社。ベトナムには1,000人を超すマーケターを抱えており、アプリを用いたオンライン調査も開始している。今回、8回目となった同セミナーは2015年から年2回開催。講演では、ベトナムの消費者の特徴やハノイとホーチミン市の違い、マーケティングの視点転換など、これまでの講演内容についても振り返った。

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