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【インド】マルチスズキ、ロードサービスに二輪車導入[車両](2018/08/27)

インドの自動車最大手マルチ・スズキは24日、二輪車によるロードサービス部隊「クイック・レスポンス・チーム(QRT)」を組織し、サービスを開始した。まずは国内250都市以上に計350台を配置。2020年末までに対象地域を500都市に拡大する。

渋滞する地域でより迅速に故障などのトラブルに対応する目的で二輪車によるロードサービスを導入し、従来の自動車によるサービスを補完する。路上で自動車のトラブルが発生した際に、利用者が携帯電話のアプリを使うか電話してサービスを申し込むと、最も近いディーラーから専門知識を有するサービス担当者が現場に駆け付ける。衛星利用測位システム(GPS)を通じ、利用者は担当者が到着するまでの所要時間をアプリで確認することもできる。

サービス担当者は、各種工具のほか、バッテリー上がりに対応するジャンプスターターやタイヤの空気入れなどを常備。マルチ・スズキによると、一般的な故障の9割に対応する。担当者を呼ぶ際は、場所に応じて420~575ルピー(約670~920円)の料金がかかる。

ロードサービスの担当者を送り出すマルチ・スズキの鮎川堅一社長(左)=24日、ニューデリー(NNA撮影)

ロードサービスの担当者を送り出すマルチ・スズキの鮎川堅一社長(左)=24日、ニューデリー(NNA撮影)

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