【マレーシア】ホンダ、新スクーター「バリオ150」発売[車両](2018/08/30)

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ホンダのマレーシアの自動二輪車合弁会社である文秀ホンダは29日、スクーター「バリオ(Vario)150」の国内販売を開始した。エンジン排気量150ccのミドルクラス・モデルで、売れ筋の大型化が進むスクーター・セグメントのシェア拡大を狙う。

バリオ150は、デュアルLED(発光ダイオード)ヘッドライトやLEDテールライトが目を引くスポーティーなデザインのボディに、LCD(液晶ディスプレー)デジタルメーターパネルや、18リットル容量の収納スペースなどを装備した。キーを取り出さずに施錠と解錠が可能な「スマートキーシステム」、燃費を向上させる「アイドリング・ストップ・システム(ISS)」も導入している。

車体カラーは、「パールマゼラニックブラック」「パールナイトフォールブルー」「フォースシルバーメタリック」のスタンダード・カラーと、ホンダのモトGPワークスチームの車体カラーを採用した「レプソル・エディション」の4種類。販売価格(保険料含まず)は、スタンダード・カラーが7,199リンギ(約19万5,000円)、レプソル・エディションが7,399リンギとなる。

バリオ150はこれまで、インドネシアとタイ(モデル名「クリック」)で販売されてきたが、マレーシアでの販売は初めて。主にインドネシアから部品を輸入し、ペナン工場で組み立てる。

文秀ホンダはバリオ150の発売を、国内スクーター市場におけるミドルクラスのシェア拡大につなげたい考えだ。国内バイク市場は250cc以下のセグメント内でも、より大きな排気量のエンジンを搭載した車種の需要が高まっている。同社は150ccモデルのスクーター「PCX」をラインアップしてきたが、同モデルは価格が1万リンギを超える高級モデルに位置付けられている。価格を抑えたバリオ150の投入で、若年層を含む幅広い顧客にアピールしていく方針だ。同社の安田啓一社長兼最高経営責任者(CEO)は同日開催した発売式典後、バリオ150の投入をテコにして「スクーター市場でも存在感を高めていく」と強調した。販売目標台数は、月間1,000台に設定している。

国内市場では、運転でギヤチェンジが必要なカブ(モペット型バイク)モデルが根強い人気を持っている。

■SSTの動向注視

文秀ホンダは、9月から導入されるSST(売上・サービス税)が小型2輪車には非課税となる可能性が高いとみているものの、通年の販売目標台数(非公開)は据え置いた。6月に消費税(GST)が撤廃されて生じたタックスホリデー(免税期間)により販売台数は急拡大したものの、需要の先食いである可能性が高いためだ。また、SST導入まで数日しか残っていない現在も課税方法や対象品目の詳細が明らかになっていない。安田社長兼CEOは、「一刻も早く詳細を知りたい。今年の販売動向は、GSTとSSTに振り回されている」と明かした。

バリオ150発売式典に臨んだ安田社長兼CEO(右から4人目)ら=29日、スランゴール州(NNA撮影)

バリオ150発売式典に臨んだ安田社長兼CEO(右から4人目)ら=29日、スランゴール州(NNA撮影)

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