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【マレーシア】国際ゴム手袋会議、9月初旬に首都で開催[製造](2018/08/24)

マレーシアゴム手袋生産者協会(MARGMA)は23日、国内外のゴム手袋業界の代表者が集まる「国際ゴム手袋会議・展示会(IRGCE)」(第9回)を9月4~6日に首都クアラルンプールで開催すると発表した。展示ブースを昨年の272区画から514区画に倍増する。会議には800人、展示会には1万人の参加者を見込んでいる。

マレーシアは世界最大のゴム手袋の輸出国。MARGMAのデニス・ロー・ジャウフー会長によると、18年の世界のゴム手袋需要は前年比15.5%増の2,680億枚に拡大する見通し。うち、マレーシアは63%に当たる1,688億枚を輸出する予定だ。輸出高は188億リンギ(約5,075億円)を見込む。

デニス会長によると、ゴムは乾燥ゴムと液体ゴム(ラテックス)に大別される。マレーシアは主にタイヤに使用される乾燥ゴムの産出力は高いが、「ラテックスは90~95%をタイから輸入しており、政府主導で生産増強を目指している」と語った。

マレーシアのゴム手袋輸出先(枚数ベース)を国・地域別に見ると、米国が全体の36%を占め最多。以下、欧州が30%で続く。アジアは8%にとどまるものの、「将来的に割合は拡大する」(デニス会長)とみている。

ITGCEは、マレーシアのプランテーション産業・商品省や貿易産業省(MITI)、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)などが支援する。今年は日本から4社が出展する予定。

MARGMAのチャン・ワンフー最高経営責任者(CEO)(左端)やロー会長(中央)は来月開催のIRGCEに1万人の来場者を見込む=23日、スランゴール州(NNA撮影)

MARGMAのチャン・ワンフー最高経営責任者(CEO)(左端)やロー会長(中央)は来月開催のIRGCEに1万人の来場者を見込む=23日、スランゴール州(NNA撮影)

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