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【シンガポール】グラブとSPグループ、EV充電で提携[運輸](2018/08/24)

シンガポールの配車サービス大手グラブは23日、電力・ガスの供給などを手掛ける政府系企業SPグループ(旧シンガポール・パワー)の充電ステーションで、電気自動車(EV)を特別料金で充電できる契約を締結したと発表した。

グラブは急速充電できるEV200台を新規導入し、2019年初めから運転手に貸し出す予定。EVを使って客を運ぶ運転手は、国内各地にあるSPグループの充電ステーションを割引料金で利用できる。燃料費の低減により、運転手の日収は通常のガソリン車に比べて最大25%、ハイブリッド車に比べて同20%増える見込みだ。SPグループはパートナー企業と連携し、駐車料金を割り引くサービスも提供する。

SPグループは6月、20年までにEVの充電ステーションを国内500カ所に設置すると発表していた。第1弾として年内に30カ所を設置する予定。供用開始に合わせて、グラブの運転手向け割引料金やEV車種の詳細も発表する。SPグループが配車サービス会社と提携するのは初となる。

両社は今後、充電ステーションを飲食店の近くなど運転手にとって利便性の高い場所に設置するほか、EVの利用・走行状況を調査する計画だ。

グラブはSPグループの充電ステーションで、EVを特別料金で充電できる契約を結んだ(グラブ提供)

グラブはSPグループの充電ステーションで、EVを特別料金で充電できる契約を結んだ(グラブ提供)

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