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【フィリピン】製糖ロハス、食品大手にバタンガス工場売却[食品](2018/08/24)

フィリピンの製糖最大手ロハス・ホールディングス(RHI)は23日、ゴコンウェイ財閥系食品大手ユニバーサル・ロビナ(URC)と、バタンガス州の工場を売却することで合意したと発表した。売却額は明らかにしていないものの、資金は債務返済に充てる。売却後は、西ビサヤ地方西ネグロス州の事業に注力する。

完全子会社セントラル・アズカレラ・ドン・ペドロが運営するナスグブの工場を売却する。同工場は、年間に50キログラム入り袋で300万袋(約15万トン)、国内の製糖生産量の約6%を生産する。フィリピン競争委員会(PCC)や債権者である銀行の承認が得られれば、取引を実行する。RHIのペドロ・ロハス会長は声明で、「次の収穫年度が始まる(9月)までに売却に必要な承認を得たい」とコメントした。

フバート・トゥビオ社長兼最高経営責任者(CEO)は、西ネグロス州にある製糖工場と2カ所のエタノール工場の経営が、ここ2年は改善したと指摘。ナスグブ工場の売却後、ネグロスの事業をさらに強化する意向を示した。

RHIの2017年10月~18年6月期決算は、売上高が前年同期比13%増の89億9,644万ペソ(約186億6,000万円)、純利益が99%減の211万ペソ。6月末時点の負債総額は4%増の138億4,601万ペソだった。

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