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【タイ】外食関連の見本市開幕、日系企業も多数参加[食品](2018/09/07)

「フード&ホテル・タイランド(FHT)2018」に参加している台東区産業振興事業団のブース=6日、バンコク(NNA撮影)

「フード&ホテル・タイランド(FHT)2018」に参加している台東区産業振興事業団のブース=6日、バンコク(NNA撮影)

今年で26回目となる外食・ホテル産業関連の国際見本市「フード&ホテル・タイランド(FHT)2018」が5日、タイの首都バンコク東部で開幕した。今年はこれまでで最大規模となる33カ国・地域から466社が参加し、2,000以上のブランドを展示している。日系企業も多く参加し、タイの外食関連市場での事業展開や取引拡大を目指し積極的に売り込みを図っている。

東京から参加した台東区産業振興事業団は、昨年に続き2回目の参加。高い技術を持ちながらも海外展開のきっかけをつかめないでいた事業者を募って「台東区ブース」を設置し12社の製品を展示している。

同事業団の担当者によると、昨年も出展した高橋総本店のかき氷機は、今年すでに4~5台の引き合いがあるといい、日本式かき氷に多くの事業者が興味を示しているという。

今年初めて出展したゴム・樹脂加工のエスケーは落としても割れないシリコン製のコップなどを展示。高齢化が深刻化するタイで、高齢者を中心に商機を模索する。

東京都中小企業振興公社のパビリオンには12社が出展し、うち7社が今年新たに参加した。

電気機器メーカーテスコム(品川区)は、コラーゲンを放出するドライヤーを年末にもタイ市場に投入する。同社の担当者はNNAに対し、「タイ人の購買力には勢いがあり、昨年からタイで販売しているミキサーも好評。ドライヤーの販売価格は2万5,000~3万円を予定している」と述べた。

今年初めて出展した酢メーカー、横井醸造工業(江東区)は「タイのすし店のレベルが上がるにつれ、赤酢を使う店も増えてきた。すでに30~40社の取引先があるが、今年の展示会では50社との成約を目指している」と意気込みを語った。

FHTは今月8日まで、東部バンナーの展示場「バンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)」で開催。昨年の来場者は2万8,841人で、日本からの来場者はマレーシア、中国に次いで3番目に多かった。

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