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【シンガポール】ジェトロ、泡盛PRイベントを開催[食品](2018/09/12)

「泡盛の夕べ・イン・シンガポール」で、アワモリータを前にあいさつする宮腰首相補佐官=10日、シンガポール中心部(ジェトロ提供)

「泡盛の夕べ・イン・シンガポール」で、アワモリータを前にあいさつする宮腰首相補佐官=10日、シンガポール中心部(ジェトロ提供)

シンガポールで10日、沖縄の泡盛の魅力をPRするイベント「泡盛の夕べ・イン・シンガポール」が開催された。会場は中心部のレストラン「ピクシーバー&キュイジーヌ」。飲食店や卸売業者、メディア、インフルエンサー(インターネット上などで影響力を持つ個人)など約30人が参加した。

日本貿易振興機構(ジェトロ)と、日本食材の海外輸出を支援するアグリホールディングス(東京都中央区)が共催。在シンガポール日本大使館、沖縄県、国税庁、飲食店経営や古酒蔵運営を手掛けるインターリンク沖縄(沖縄県金武町)が協力した。

イベントでは、シンガポールを訪問した宮腰光寛首相補佐官があいさつし、泡盛について紹介。プレゼンテーションでは、アグリホールディングスと泡盛マイスター協会(那覇市)が「アワモリータ(泡盛を使ったカクテル)のお披露目とキャンペーン発表―泡盛の顔が見える飲み方の提案」と題して、泡盛の歴史やアワモリータの誕生秘話などを披露したほか、アワモリータの試飲会も行われた。インターリンク沖縄のプレゼンでは、鍾乳洞で長期保管される泡盛などが紹介された。

ジェトロは日本産農林水産物・食品の輸出支援として、海外で「日本産食材サポーター店認定制度」を展開している。アグリホールディングスは、シンガポールで日本米おにぎり専門店「サムライス(SAMURICE)」などを運営するほか、日本産食材サポーター店の認定団体としても活動。今回のイベントでアワモリータをシンガポールでお披露目したのを機に、同国のサポーター店での定番メニュー化を目指したキャンペーンを実施する。カクテルにすると泡盛の存在を視覚的にPRしづらいが、泡盛の小瓶のラベルを見せる形でカクテルを提供し、インパクトを高める効果を狙う。

会場では鍾乳洞で保管された泡盛の試飲も実施。将来的にシンガポールを含む海外での長期ボトルキープサービスの提供に向けて、意見交換が行われた。

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