【シンガポール】ABCクッキング、国内2号店を開業[サービス](2018/08/20)
日本の料理教室大手ABCクッキングスタジオ(東京都千代田区)は18日、シンガポール西部ジュロン・イーストにある大型商業施設「ウエストゲート」内に国内2号店をオープンした。海外で29店舗目となる。
新店舗は4面に大きな窓があり、光が差し込む開放感のあるスタジオとなっている。観葉植物を置くなどして居心地のよい空間を演出した。レッスンは、料理、パン、ケーキのほか和菓子、子ども向けコースとフルラインアップで提供。同店限定の企画として、健康的な食生活を提案する「ホールミール・クッキング」のメニューも導入する。
シンガポールでは、2015年4月に繁華街オーチャードの高島屋ショッピングセンターに国内1号店を開業している。会員は新店舗と1号店のどちらにも通うことができる。
17日には開業を記念したレセプションパーティーを開催。約400人が来場し、スポンサー企業と共同で日本産食材の魅力を紹介した。
ABCクッキングスタジオの担当者は新店舗の客層について、「家族連れで商業施設を訪れる人が多いため、家族や子どもと一緒に参加できるコースを申し込む人が目立つ」と話した。新店舗を訪れた人の約5割は西部に住んでおり、年齢層では20~30代が半数を占めている。
今後は、新コースへの反応や会員の属性などを分析し、新商品の提供や法人向けサービスの開発につなげたい考えだ。
シンガポールでは、今年から来年にかけて東部、南部でも各1店舗を出店する計画だ。東南アジア地域では、インドネシア、マレーシア、タイと合わせて13店舗を新規出店する予定。フィリピンやベトナムへの進出も視野に入れている。