【中国】ワクチン不正事件、習主席も徹底追及を指示[医薬](2018/07/25)

中東・アフリカ5カ国を歴訪中の中国の習近平国家主席(中国共産党総書記)は外遊先で23日、吉林省長春市に本拠を置く深セン上場のワクチンメーカー、長生生物科技(長生生物)の子会社によるワクチンの不正事件を厳しく批判し、真相究明と責任追及を関係当局に指示した。新華社電が伝えた。

習主席は長生生物の子会社、長春長生生物科技(長春長生)が起こした狂犬病ワクチンの記録不正事件と百日咳・ジフテリア・破傷風の3種混合ワクチンの検査不合格を「悪質で驚くべきこと」と激しく非難。関係する地方と担当部署は事件を深刻に受け止めて直ちに調査を実施し真相を突き止め、企業や関係者の責任を徹底追及し、法に基づいて厳しく処分すべきと言明した。また適切な時期に調査の進捗(しんちょく)状況を公開し、国民の関心に応えるべきとの認識を示した。

その上で、医薬品の安全問題について各クラスの共産党委員会と政府は責任逃れは許されず、国民の健康を常に第一に据えねばならないと強調。「劇薬」をもってしても(医薬品分野の)「病原」を取り除く決意で、中国のワクチン管理体制を完璧なものにしなければならないと述べた。

習主席に先立ち、22日には李克強首相が、国務院として調査チームを設置し、ワクチン事件の真相究明と企業や関係者の責任追及に乗り出す方針を打ち出していた。

■治安当局がトップの身柄拘束

長生生物は24日、長春長生の高俊芳董事長と上級幹部3人、中堅幹部2人が、狂犬病ワクチンの記録不正にかかわった疑いで長春市の長春新区公安分局(警察署に相当)に身柄を拘束され、取り調べを受けていると発表した。

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