【フィリピン】マニラ空港の搭乗橋20基、33年ぶり交換[運輸](2018/06/29)
マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の第1ターミナルで、旅客機と空港施設をつなぐ旅客搭乗橋(PBB)20基が今週から交換される。33年間使用されてきたPBBは老朽化で故障が頻発していた。
フィリピン情報庁(PIA)によると、これまでの鉄製から、壁面がガラスのPBBを導入する。PBB内には、エアコンや監視カメラ(CCTV)を設置する。
第1期では9基のPBBを交換する。総工費は約3億1,900万ペソ(約6億6,000万円)で、今年12月までの完了を予定している。第2期の11基は、2019年3月までに設置する予定。
PBBは、コンテナメーカー世界大手の中国国際海運集装箱(中集集団、CIMC)の子会社、深セン中集天達空港設備から調達する。同社は、1989年に製造を開始してから世界60カ国・地域の200カ所の空港に、4,000基を超えるPBBを納めた実績がある。