【マレーシア】ベルマツオート、18年度決算は増収増益[車両](2018/06/14)
マレーシアでマツダ車の販売などを手掛けるベルマツ・オート(旧ベルジャヤ・オート)が12日発表した2018年4月期連結決算は、純利益が前期比19%増の1億4,007万リンギ(約38億8,000万円)、売上高が同20%増の19億9,293万リンギだった。
17年4月期は販売台数の落ち込みなどにより減収減益となったが、18年4月期は一転して増収増益に回復した。マレーシア、フィリピン両市場で販売が好調だったほか、通貨円に対するリンギ高などが好決算につながった。
ベルマツは、昨年10月に発売したスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX―5」の新モデル投入も業績回復をけん引し、小型車「マツダ2」(日本名デミオ)の販売低迷を相殺したと説明している。
18年第4四半期連結決算(18年2~4月)は、純利益が前年同期比2.6倍増の5,719万リンギ、売上高が同61.2%増の5億7,059万リンギだった。
フィリピン事業が、通貨円に対するペソ安の影響などで低迷したが、CX―5とクロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「CX―9」の順調な販売やCXー5の組み立て製造を担う関連会社マツダ・マレーシアの業績拡大などが、大幅な増収増益に寄与した。
ベルマツ・オートは、コングロマリット(複合企業)ベルジャヤ・コープの自動車販売代理店部門となる。