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【インド】EV補助金、乗用車を対象外に[車両](2018/06/25)

インド政府は、電気自動車(EV)の購入に付与している補助金の対象から乗用車を外す計画だ。タクシーなど公共交通向け車両の補助金を増やしたい考えとみられる。政府関係者の情報筋の話として、エコノミック・タイムズ(電子版)が22日伝えた。

近く導入が予定されているエコカーの購入支援制度「EV生産・普及促進(FAME)インディア」第2期に盛り込まれる見通し。現行のFAMEでは、乗用車のEVに最高13万ルピー(約21万円)の補助金が付く。現在策定が進められている第2期では乗用車の補助金を廃止する代わりに、配車サービスのOLA(オラ)や米ウーバー向けの車両を対象に加える。政府は、タクシーやバスなど公共交通に使用される車両は乗用車に比べて走行距離が長く、環境対策への寄与度も高いとみているようだ。

政府の情報筋によると、バスと二輪車は引き続き対象となるが、バスの補助金は車両価格の6割から4割に下がる見通しという。

FAME第2期は導入が遅れている。第1期は15年4月に2年間の時限政策として始動したが、今年9月まで延長された。

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