【ベトナム】韓国サムスン、HCM工場の稼働率4割以下[製造](2021/07/27)
ベトナム南部における新型コロナウイルス感染症拡大を受け、工場の稼働中断を余儀なくされている韓国企業が増えている。ホーチミン市にあるサムスン電子の家電工場も生産ラインは稼働しているものの、稼働率は40%以下に縮小している。25日付聯合ニュースが伝えた。
ベトナム中南部韓国人商工人連合会(KoCham)が、ベトナムに進出している韓国企業254社を対象に調査を行った結果、70社(27.5%)が工場の稼働を中断していることが分かった。地域別では、南部ロンアン省で36社、同ホーチミン市が10社、同ビンズオン省が9社、同ドンナイ省が7社、同ティエンザン省が3社、同タイニン省が2社、同ビンフオック省で2社、同アンザン省で1社となっている。
今回の調査に含まれなかった韓国企業も、多くが工場の稼働を中断しているもよう。とくに中小企業は、工場稼働の一条件である社員向け宿泊施設の設置が難航しているという。