【マレーシア】ホンセン、抗体検査キットのRZAC買収[医薬](2021/07/27)
マレーシアのIT企業ホンセン・コンソリデーテッドは23日、全額出資子会社のHSバイオ(旧HSバイオ・サプライズ)が中和抗体検査キットを手掛けるRZACイミューンセーフの株式51%を既存株主から4,030万リンギ(約10億5,300万円)で取得すると発表した。
RZACは新型コロナウイルスの中和抗体検査キット「イミュセーフCOVID+バイオチップキット」を展開。貿易産業省傘下のマレーシア自動車・ロボティクス・IoT研究所(MARii)、保健省傘下の医療研究所(IMR)と戦略提携を結んでおり、HSバイオ傘下の検査機関ネオジニックス・ラボラトワールとも協力して大規模な新型コロナの抗体検査を進めている。
HSバイオは、子会社のeメドアジアが運営する医療資材の供給プラットフォームを通じてイミュセーフを販売していく。同プラットフォームは全国2,000以上の民間診療所が利用している。
ホンセンは新型コロナの流行を受け、ゴム手袋や医薬品、医療機器、検査キット、ワクチンなど新型コロナ関連事業に相次ぎ参入している。