【カンボジア】日本提供ワクチン、第1弾が首都に到着[医薬](2021/07/26)
日本から提供を受けた英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン33万2,000回分が23日、カンボジアの首都にあるプノンペン国際空港に到着した。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
空港で開催された贈呈式典には、フン・セン首相と三上正裕駐カンボジア日本大使が参加。同首相は、日本によるカンボジアへのコロナ対策支援に謝辞を述べた。
日本政府は13日、ワクチンを共同購入・分配する国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて、カンボジアにワクチン100万回分を供与すると発表。今回到着したのはその第1弾となる。日本政府はこのほか、カンボジアの新型コロナ対策に5,000万米ドル(約55億2,800万円)以上を供与するなどの支援を行っている。
これにより、カンボジアがこれまでに調達した新型コロナワクチンは1,700万回分を超えた。内訳は、中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製が1,050万回分、中国医薬集団(シノファーム)製が620万回分、アストラゼネカ製が65万6,000回分。
フン・セン首相は、8月1日から12~17歳の約200万人を対象にワクチン接種を開始することも表明した。