【台湾】慈済基金会がワクチン購入契約、500万本[医薬](2021/07/22)
台湾の仏教系慈善団体、慈済基金会は21日、ドイツのバイオ企業、ビオンテックの新型コロナウイルスワクチン500万本の購入契約を締結したと発表した。購入したワクチンは全て政府に寄付する。
中華圏でビオンテック製ワクチンの代理販売権を持つ中国製薬大手、上海復星医薬(集団)から購入する。
ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)とEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業も先ごろ、ビオンテック製ワクチン各500万本の購入契約を結んでいた。3社・団体が確保したワクチンは計1,500万本となる。
中央通信社によると、蔡英文総統は21日、「各方面の努力でワクチンの確保が順調かつ迅速に進んでいる」として、慈済基金会とTSMC、鴻海に感謝の意を表した。