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【ミャンマー】「利益全額寄付」の飲食店、池袋で開店[サービス](2021/07/13)

スプリング・レボリューション・レストランの店内の様子=10日、東京・豊島区(NNA撮影)

スプリング・レボリューション・レストランの店内の様子=10日、東京・豊島区(NNA撮影)

東京・池袋で6月、在日ミャンマー人らがボランティアで運営するミャンマー料理レストラン「Spring Revolution Restaurant(スプリング・レボリューション・レストラン)」が開店した。店は、政情不安が続くミャンマーの民主主義の復興と、現地で困窮するミャンマー人を支援する目的で開設された。利益は全て寄付に充てられている。

店舗は開業の目的についてウェブサイトで、「2月以来、ミャンマーは軍の独裁者が起こしたクーデターにより、危機的な状況に追い込まれた。国軍は政権奪取のほか、軍に平和的に抗議する市民に残忍な弾圧を強めてきた」と説明。「ミャンマーの人々が抗議運動や国軍に抗議する市民不服従運動(CDM)を行っている間、避難者や被害者が増え続け、長期間の無収入により、市民の生活が不安定な状況になっている」と指摘した。「ミャンマー国内の生活に困窮した人々を助けたいという熱い思いで、在日ミャンマー人たちが力を合わせて、本レストランを開業する決意をした」としている。

店を運営する在日ミャンマー人のレーさんによると、店の開業資金は自らの貯金から拠出。内装なども従業員と協力して手掛けた。客層は日本人とミャンマー人がほぼ半分ずつで、6月は店舗の利益と募金を合わせ、計90万円を寄付することができたという。

レーさんは、「店に来て、少しでもミャンマーのことについて知ってもらえればうれしい」とコメント。さらに、「日本政府にミャンマーの民主派が設立した『挙国一致政府(NUG)』を正式な政府として認めてもらいたい。日本人からも働き掛けてほしい」と訴えた。

当面の課題は、店舗の運営体制をどう安定させるかだ。従業員は、IT関連企業の会社員やホテルスタッフ、学生など、20~30代の若者が中心。全員がボランティアのため、勤務シフトの調整が難しい。今後は店舗の長期的な運営に向けて、アルバイトの採用も検討しているという。

店の営業時間は午前11時~午後3時、午後5時~8時。月曜定休。昼はビュッフェ形式(税込み1,000円)のミャンマー料理が日替わりで提供される。座席は約40席。

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