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【マレーシア】ペトロナス、国内4カ所に太陽光発電施設[公益](2021/07/12)

マレーシアの国営石油ペトロナスは8日、二酸化炭素(CO2)削減の取り組みを本格化するため、国内各地に自社開発の太陽光発電施設「M+byペトロナス」を設置すると発表した。まずは来年3月までに、国内4カ所の自社所有地で合計出力6万6,000キロワット超の施設を整備する。

ペトロナスの新エネルギー部門の責任者、ジェイ・マリヤッパン氏は太陽光発電の導入促進について、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の達成に向けた取り組みの一環と説明。全国4カ所に設置する発電施設の稼働で、年5万8,000トンのCO2を削減したい考えを示した。

太陽光発電施設の設置場所は▽ジョホール州パシルグダンの造船施設「MMHEウエストヤード」(屋根置き型、出力8,330キロワット)▽ペラ州スリイスカンダルのペトロナス工科大学(UTP)(屋根置き型、7,300キロワット)▽ジョホール州プングラン統合団地(PIC、屋根置き型および地上型、4万9,000キロワット)▽トレンガヌ州のペトロナス石油化学研究所(INSTEP、屋根置き型、1,400キロワット)――の4カ所。全施設を合わせると、2万世帯以上に電力を供給できる規模だという。

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