【インドネシア】新型コロナ死者千人超、中ジャワなどで急増[社会](2021/07/08)

インドネシア政府は7日、同日正午までの1日で新たに1,040人が新型コロナウイルスにより死亡したと発表した。4日連続で1日当たりの最多人数を更新し、初めて1,000人を突破した。中ジャワ州や東ジャワ州、首都ジャカルタ特別州などジャワ島を中心に死者が増えている。新規感染者は3日連続で最多となった。
保健省によると、州別では中ジャワ州が480人で最多。前日の232人から大幅に増加した。東ジャワ州が155人、ジャカルタ特別州が142人で続いた。ジャカルタは3日連続で100人超となり最多記録を更新した。累計死者数は全国で6万2,908人となった。ジャワ島では6日時点で6州全ての新型コロナ専用病床利用率が80%を超えていた。
7日の新規感染者数は国内全体で3万4,379人。ジャカルタの9,366人に続いて、西ジャワ州が8,591人、中ジャワ州が3,823人だった。現在の感染者数は全国で約34万人。
政府は20日までの予定でジャワ島とバリ島で適用している緊急活動制限について、新規感染者を1万人以下まで抑制することを目標に掲げている。
7日の検査人数は14万1,957人。うちPCR検査が8万6,168人だった。陽性率は平均で24.2%。PCR検査のみでは33.7%だった。
ブディ保健省は1日、1日当たりの検査人数を40万人まで引き上げると発表していた。