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【タイ】市中感染者6503人、邦人1人死亡(7日)[社会](2021/07/08)

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は7日、新型コロナの感染者が新たに6,519人確認されたと発表した。このうち市中感染者は6,503人で、刑務所・拘置所でのクラスター(感染者集団)が発覚した5月17日の9,626人に次ぐ過去2番目の多さとなり、回復者4,148人を上回った。死者は54人で、日本人1人が含まれていた。タイで新型コロナによる日本人の死亡が確認されたのは初めて。

市中感染者のうち、4,958人が医療機関の検査で、1,490人が積極的疫学調査で陽性判定を受け、刑務所・拘置所で確認されたのは55人だった。それ以外の16人は、海外からの帰国者だった。

市中感染者(刑務所・拘置所で確認された感染者を除く)を地域別にみると、首都バンコクが1,549人で最多。以下、バンコク東郊サムットプラカン県が548人、同西郊サムットサコン県が434人、西部ナコンパトム県が266人、東部チョンブリ県が262人で続いた。

■累計感染者30万人を突破

死者には、日本人とラオス人各1人、ミャンマー人3人が含まれている。日本人は75歳で、地元メディアは男性と伝えているが、それ以外の情報は明らかになっていない。

死者数を地域別にみると、バンコクが30人、深南部パッタニ県が4人、サムットプラカン県とバンコク北郊パトゥムタニ県が各3人など。男性が32人、女性が22人で、年齢は26~89歳。28人が高血圧を、24人が糖尿病を患っていた。

累計の感染者は30万1,172人となり、30万人を突破した。回復者は23万1,171人、死者は2,387人となった。

6日には22万3,268人が1回目のワクチン接種を、4万6,385人が2回目の接種を完了。累計の接種回数は1,132万8,043回となった。

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