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【韓国】コスダック企業CEO、4割が「60代以上」[経済](2021/07/07)

韓国のコスダック協会が、新興企業向け株式市場であるコスダック上場法人1,496社の経営者現況を調査したところ、2021年5月時点で60代以上の最高経営責任者(CEO)の割合は36.7%と、前年から3.8ポイント上昇した。19年と比較すると9.1ポイント高く、高齢化が年々進んでいる。

コスダック上場企業のCEOの平均年齢は56.9歳だった。年代別の比率は、50代が44.5%と最も多く、60代は29.9%、40代は16.8%、70代も5.5%だった。60代の割合は前年から3.8ポイント上昇した一方、50代(1.5ポイント下落)と40代(2.2ポイント下落)は下がった。

■事業承継制度の改善課題に

CEOの高齢化が進む背景には、事業承継がスムーズに行われていないことがある。中小企業の事業引き継ぎの際、相続税や贈与税の負担を軽減する制度はあるものの、雇用維持や業種転換の制限といった条件は厳しいのが現状だ。

CEOの高齢化を受けて、コスダック協会のチャン・ギョンホ会長は「事業承継制度の見直しが急がれる」とコメントした。

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