【マレーシア】連邦議会下院を26日に再開、首相府発表［政治］（2021/07/06）

マレーシア首相府は５日、連邦議会下院（定数222）を今月26日に再開すると発表した。26～29日と８月２日の計５日間にわたって特別会議を開く予定。一方、上院（定数70）については、８月３～５日の３日間開催する。

下院では、首相が先月下旬に発表した、コロナ禍からの復興の道のりを示す「国家回復計画」について議員に説明するほか、議会を議場への出席とオンラインのハイブリッド方式で開催できるようにするための関連法の改正が議題となる。

マレーシアでは新型コロナウイルス感染症の流行で１月に全土で発令された緊急事態宣言で、議会が停止されていた。だがアブドラ国王は先月、国内の９州をそれぞれ治める州王（スルタン）らと非公式の緊急会議を開き、緊急事態宣言を延長しないで早期に議会を再開するよう政府に要請。その後、さらに国王は連邦議会両院の議長に対し、緊急事態宣言が期限を迎える８月１日より前の議会再開を命じていた。