【タイ】プーケットへの入国申請、約8000件=領事局[観光](2021/07/06)
タイ外務省の領事局によると、南部プーケット県への入国申請は8,000件近いという。同県では新型コロナワクチン接種を完了した外国人旅行者を検疫隔離免除で受け入れる実証実験「サンドボックス」を今月1日から実施している。ネーションが4日伝えた。
同県ではサンドボックスを開始した1~3日に外国人旅行者1,324人が到着。領事局によると、これまで7,980件の入国許可証(COE)の申請があったという。このうち、2,802件は承認され、439件は否認された。残りの2,779件は承認待ちの状況という。
3日には11便がプーケットに到着。9便は定時運航便で、2便はチャーター便だった。米国やドイツ、フランス、英国、デンマークからの旅行者が多い。
■日本からの渡航者は商用のみ
在タイ日本大使館によると、日本からの渡航者のサンドボックス利用については、「ビジネス目的に限る」とされる。2日時点では日本からプーケットへの定期商用の直行便は運航されていない。渡航者は、14日以前に発行された英文のワクチン接種証明書が必要となる。
首都バンコク近郊のスワンナプーム国際空港で乗り継ぐ場合は、サンドボックス利用客専用のチャーター便を利用する必要がある。同日時点では、日本とタイの直行定期商用便を運航する日系の航空会社では、サンドボックス利用客専用のチャーター便との接続は始まっていない。在京タイ大使館は、プーケットや他の都県にビジネス目的で訪問することを証明する書類について確認を進めている。
■タイ在住者もワクチン接種が必須
プーケット県の通知によると、タイ在住者については、新型コロナワクチンの接種を完了した場合は同県を訪問できる。その場合、到着の7日以内に検査し、陰性である必要がある。さらに、英アストラゼネカ製のワクチンを打った場合は、1回のみでも同県を訪れることが可能という。