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【シンガポール】企業の期日内支払い、4~6月は再び悪化[経済](2021/07/06)

シンガポール商業信用調査所(SCCB)によると、2021年4~6月期に取引先から請求された額を期日までに支払ったシンガポール企業の割合は40.76%となり、前期から1.74ポイント低下した。1~3月期まで2四半期連続で改善していたが、新型コロナウイルス感染対策の経済・社会活動制限が再び強化されたことで悪化に転じた。

SCCBは請求日の期日までに請求額の5割未満しか払っていない場合を「支払い遅延」、期日までに50~90%を支払った場合を「一部支払い」、期日までに9割以上を支払った場合を「期日内支払い」と規定している。

4~6月期の支払い遅延の割合は44.56%で、前期から1.48ポイント上昇。一部支払いは0.26ポイント上回る16.48%だった。

支払い遅延は製造業で減ったものの、残る4分野で悪化した。特に小売業が3.02ポイント、サービス業が2.64ポイントの上昇となり、悪化が目立つ。

ただ、SCCBは前年同期比では支払い遅延が減っていることから、今後数カ月間で徐々に改善すると見込んでいる。

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