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【香港】5月の輸出額24%増、6カ月連続2桁増[経済](2021/06/29)

香港政府統計処は28日、香港の輸出額が5月は前年同月比24.0%増の3,938億1,400万HKドル(約5兆6,200億円)だったと発表した。前月からは0.4ポイント減速したものの、6カ月連続の2桁増となった。プラス成長は昨年11月から7カ月続いている。

5月は最大の仕向け先である中国本土への輸出が26.9%増の2,373億4,300万HKドルと引き続き好調だった。2位の米国向けは5.9%増の237億8,200万HKドルで、伸び率は前月(22.6%増)を大きく下回った。

3位の台湾向けは33.5%増の115億6,400万HKドルと大きく伸びた。4位の日本向けは5.3%減の99億5,000万HKドルで3カ月連続のマイナス。5位のインド向けは28.1%増の82億5,100万HKドルだった。

輸入額も2桁増が続いており、5月は26.5%増の4,192億7,800万HKドルだった。最大の出荷元である本土からが20.5%増の1,831億9,000万HKドルと堅調に伸びている。

2位の台湾からは46.5%増の445億8,500万HKドル、3位のシンガポールからは51.2%増の362億9,200万HKドル、4位の韓国からは38.6%増の262億8,600万HKドル。

日本からは22.0%増の203億8,200万HKドルで、国・地域別の5位だった。6位の米国からは43.1%増の178億900万HKドル。

5月の貿易収支は254億6,400万HKドルの赤字となった。

1~5月累計の輸出額は前年同期比29.4%増の1兆8,852億500万HKドル、輸入額は25.7%増の2兆102億3,200万HKドルだった。貿易収支は1,250億2,700万HKドルの赤字。

政府報道官は「今後も短期的には主要国・地域の需要回復が香港の輸出に有利に働くだろう」と分析。その上で、新型コロナウイルスの世界的な感染状況と米中関係の行方などを引き続き注視していく必要があると指摘した。

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