【ミャンマー】5月の製造業PMI、低迷も政変後で最高[経済](2021/06/08)

英市場調査会社IHSマークイットが発表した、ミャンマーの2021年5月の製造業購買管理者指数(PMI)は39.7となった。前月からは6.7ポイントの上昇。依然として景気判断の節目となる50を大きく割り込んでいるが、クーデターが起きた2月以降では最も高い水準になった。

指数を項目別でみると、「生産高」は前月までと同様に下落した。インターネット遮断が全面的に解除されていなかったほか、工場閉鎖が続き、原材料も不足したためだ。ただ、下落幅はクーデターが発生した2月以降で最も小さかった。

「新規受注高」も縮小したが、下落幅は1月以降で最小の水準にとどまった。一部企業の操業再開を受け、受注に回復の兆しがみられた。

「雇用」は9カ月連続で悪化した。労働者不足を背景に、生産の遅延は統計を開始した15年12月以降で最悪の水準となった。「納期」は、原材料不足に伴い過去最長となった。

IHSマークイットのエコノミスト、シェーラ・パテル氏は「PMIは5月、政変後の4カ月では最も高い水準だった。長期的な懸念は残るが、最悪の時期は脱しつつあるようにみえる」と指摘。ただし、「通貨チャット安に伴うコスト増や工場の労働力不足が長期化すれば、受注をこなしきれず、海外直接投資(FDI)の動向に悪影響を及ぼす恐れがある」と述べた。

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