【ベトナム】産地偽装米の輸出、ホーチミン市で摘発[農水](2021/06/02)
ベトナム・ホーチミン市の税関局はこのほど、同市カットライ港でベトナム産米を詐称したインド産米が積載されたコンテナ数十個を差し押さえた。VOVニュースが5月31日に伝えた。
税関局によると、差し押さえたコンテナの荷主は、ハノイ拠点の商社。パッケージやラベルはベトナム産米と記載していたものの、中身はインド産米だった。
インド産米の価格は、ベトナム産に比べて1トン当たり100米ドル(約1万1,000円)安い。東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドの自由貿易協定(AIFTA)により関税ゼロで輸入できるため、ベトナム産と偽れば高値で輸出できる。
ホーチミン市税関局はこのほど、原産地詐称や違法積み替えなどの取り締まりを強化するため、行動計画を策定している。