【ミャンマー】超党派議連が共同声明、NUGを正統政府に[政治](2021/06/01)
ミャンマーの民主化を支援する超党派の国会議員による「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」とミャンマーの民主派が設立した「挙国一致政府(NUG)」は5月26日、NUGを正統な政府として認めるよう求めることなどを盛り込んだ共同声明を発表した。
両者は、同日開催した初のオンライン会談後に共同声明を公表した。声明では、日本政府に対して、NUGと国民民主連盟(NLD)の議員らでつくる連邦議会代表委員会(CRPH)が正統な代表政府と議会であることを認めるよう要求。民主体制の回復と社会・経済体制の復興に向けた正式な対話の実現を求めた。
また、市民への武力行使の即時停止、アウン・サン・スー・チー氏らの即時解放などの実現に向け、あらゆる外交資源と交渉材料を使うよう日本政府と国際社会に要請した。
さらに、国軍への経済支援の停止や海外からの武器の販売・供与の実態解明などが必要と強調。併せて、保護・庇護を求めるミャンマー国民に対する一時的な在留許可の付与、生活支援措置の実施要求も声明に含めた。